2003年9月5日
長野県教育委員会
委員長 笠原 貞行 殿
長野県教職員組合
執行委員長 花岡 邦明
須坂高校並びに岡谷工業高校の定時制存続についての申し入れ
日頃、長野県教育発展のため、ご尽力されていることに深く敬意を表します。
さて、須坂高校と岡谷工業高校の定時制について、本年4月に当該学校長より今年度限りで生徒募集を停止するという意向が突然表明されました。これに対して、生徒、保護者、教職員をはじめ、地元自治体や教育関係諸団体などから両校定時制の存続を求める声が相次ぎ、貴教育委員会に陳情・要請に訪れるなど大きな世論となりつつあります。私たち長野県教職員組合も子どもたちの進路保障に責任を持つ立場から、この間、貴教育委員会との交渉や懇談などを通して両校定時制の募集停止に係わる問題を明らかにしてきました。
両校の定時制生徒募集停止は、あまりにも突然の提案であり、拙速のそしりを免れません。生徒や保護者、教職員をはじめ地元自治体や地域住民とも十分時間をかけて検討すべき問題です。様々な事情を抱えた子どもたちにとって、教育の機会均等が保障される最後の拠り所としての定時制がなくなることは、子どもたちの地域における学習権を狭め、場合によっては奪うことにもなりかねません。また、統廃合により定時制の通学範囲を拡大するようですが、遠距離通学を余儀なくされる生徒の増加も予想され、生徒と保護者に今以上の負担を負わせることになります。
以上の立場から、私たちは機会あるごとに県教委事務局に要請を行ってきましたが、9月8日に行われる定例教育委員会において両校定時制の募集停止を定式に決定する旨を聞き、ここにあらためて、下記の事項を強く申し入れるものです。ぜひ、子どもたちや保護者、地域の皆さんの声に耳を傾け、関係者が励まされる慎重な決定がされるようお願い申し上げます。
記
1.須坂高校並びに岡谷工業高校の定時制の来年度生徒募集停止は行わないこと。
2.9月8日の定例教育委員会では、この件について継続審議を確認すること。