高等学校改革プランの来年度一斉実施の見送りを求める陳情書
                                                                                     2006年6月22日
長野県議会議長 萩原 清 様

陳情者
                                                長野県教職員組合執行委員長              花岡邦明
                                                 長野県高等学校教職員組合執行委員長 高村 裕

陳情主旨
 日頃より長野県教育の充実のためにご尽力いただいていることに対し、心より感謝申し上げます。
 さて、ご承知のように高校改革プランの「実施計画」は、一部の多部制・単位制高校を除き来年の4月から一斉に統廃合を始めるという無謀極まりないものです。6月13日の第844回定例県教育委員会で、該当校では順調に検討がすすんでいるかのような報告がなされましたが、これは学校現場の実態とかけ離れたものです。どこまで具体化できるのか不安を抱え暗中模索の状態で、関係する両校の教職員が、新しい学校の教育内容等をすりあわせながら議論を積み重ねています。1学期を目途に新しい学校の姿を明らかにすることは学校現場にかなりの無理と負担を押しつけており、この日程では中学3年生や地域の皆さんに責任ある対応ができないという悲鳴や訴えが学校現場から寄せられています。高校の教職員は、「魅力ある高校」を創造したいと考えています。そのためには、来年4月実施というスケジュールはあまりにも無謀です。
 また中学校の現場でも、校名・募集学級数・クラブ活動を含めた教育課程の内容など、新しい高校の姿が明らかにならない状態で、進路指導をすることは困難であること、高校数が突然減ることで地元からはじきだされ、遠くの学校に通わなければならなくなる生徒が増えることを心配する声が寄せられています。その意味でも、短期間のうちに「実施計画」を具体化することは、子どもたちに混乱と不安を与えるだけです。
 この6月県会は、今までの議論を踏まえつつも、「実施計画」をめぐる各地の混乱を収束させ、地域や学校関係者、県民の合意のもとに高校教育改革をすすめる最後のチャンスです。
 そのためにも、長野県議会におかれましても引き続き県民の立場に立ち、良識を持って賢明な判断と検討をいただきますよう、以下の事項について陳情いたします。

陳情事項
一 来年4月一斉実施というスケジュールを撤回するとともに、地域での合意や学校現場の要望・検討状況を最大限勘案し、中学生への影響を十分配慮して高校改革プランの「実施計画」を、順次かつ柔軟に具体化していくことを県教育委員会に働きかけること。