6月20日 県教委に対して申し入れを行いました。
2006年6月20日
長野県教育委員会
委員長 松田 泰俊 様
長野県教職員組合
執行委員長 花岡 邦明
高校改革プランの2007年度一斉実施を見送り、
県民合意の高校改革をすすめることを求めます
日頃長野県教育発展のため、ご尽力されていることに敬意を表します。
3月30日に県教委は高等学校改革プラン「実施計画」を決定しました。現在それに基づき再編対象校では新しい高校の教育課程や教育内容等の検討がされています。私たちは一方的に「実施計画」を決定したことに対して異論を唱えるものですが、来年度一斉実施を前提としてすすめられている検討や準備についても大きな危惧を抱いています。
一部の地域を除いては、同窓会などの学校関係者を含めた合意が得られていないところが多く、なぜ一斉に実施しなければならないのか疑問や不安が増すばかりです。たとえ8月までに所要の検討が終わったとしても、その後進路指導を行う中学校現場はたいへんです。
「募集停止になったらその高校のクラブ活動は統合校へ引き継がれるの?」「近くに普通科高校がなくなってしまう。どうしたらいいの?」「定時制の少人数で先生たちと親密な関係で営まれてきた環境は、多部制単位制では保障されないのでは?」「教室や体育館を増設してくれるのか?」などなど様々な疑問や不安が渦巻いています。その中、再編や統合の中身を十分に理解できないまま、また「魅力」がどういうものなのか自信をもって説明できずに、進路指導しなければならないというのは中学生や保護者にとって不幸なことです。中学校の進路指導に対する不信感にもつながりかねません。
4月に行われた説明会で「早く実施に移すことが中学生の不安を解消することになる」と県教委は言われました。地域の合意も得られず、子どもたちや保護者・学校関係者の声も反映されないような計画では余計に不安に陥るというものです。
子どもたちが夢や希望を持って高校進学できる、県民合意の「高校改革」の実現を望むものです。そのために、私たちは以下のことを強く求めます。
1.中学生や保護者に不安や混乱を与えないよう、07年度の「高校改革プラン」の一斉実施を見送ること。また、実施にあたっては合意の得られた地域の高校から順次行うこと。
2.中学生や高校生、保護者、学校現場、地域の声や願いを汲みあげながらさらに検討をすすめ、合意の得られる中身になるよう努力されること。
3.新しい高校の教育課程や教育内容等の中身についての十分な説明を、中学生、保護者、中学校現場、地域に行うこと。
以上