上伊那農業高校定時制を多部制・単位制高校に統合する計画
      の再検討を求める陳情書

                                  平成19(2007)年10月1日
                                   長野県議会議長
                                          服部 宏昭 様

                   陳情者                        
                      氏名 長野県教職員組合     執行委員長 花岡 邦明
                      住所 長野市旭町1098 教育会館内         
                      電話 026−235−3700            
                      氏名 長野県高等学校教職員組合 執行委員長 高村 裕 
                      住所 長野市県町593  高校会館内         
                      電話 026−234−2216            

 陳情趣旨

 常日頃、教育行政の充実にご尽力されていることに敬意を表します。
 さて、去る6月14日、県教育委員会は「第861回定例教育委員会」を開き、「高等学校改革プランの今後のすすめ方について」を発表しました。それによりますと、「箕輪工業高校の多部制・単位制高校への転換と上伊那農業高校定時制の統合」を、「平成20年度に実施する。」としています。
 上伊那農業高校定時制は、独立校舎をもつ貴重な夜間定時制高校です。近年、定時制に入学してくる生徒数は増え続けており、上農定時制には、現在70名の生徒が学んでいます。入学してくる生徒の多くは不登校の経験を持っていますが、上農定時制の落ち着いた雰囲気と少人数学級などの環境の中で、それぞれに自分の居場所を見つけ、ほとんどの生徒は欠席することなく卒業していきます。
 私たちは、「これまでの経緯と今後の高校再編」や「今後の高校再編の進め方」等に、定時制の魅力や教育力、教育実践への評価がまったく記述されていないことに大きな失望を禁じ得ません。多部制・単位制高校の設置が、定時制・通信制を統廃合する手段として全国的に利用されている状況の中で、夜間定時制高校がこれまで果たしてきた教育的役割を、多部制・単位制高校が担えるのかどうか、もう少し時間をかけて検証する必要があります。
 伊那市議会は、9月21日、上伊那農業高校定時制の統合計画の再検討を求める意見書を可決し、県と県教委に提出しました。「高校再編という大きな事業を進めるには、県民の理解、とりわけ地域の理解が不可欠である。」とした県教育委員会の方針があるように、今回、伊那市議会から提出された「意見書」を重く受けとめていただきたいと考えます。
 以上のことから、以下の項目について陳情いたします。

 陳情事項

 上伊那農業高校定時制を多部制・単位制高校に統合する計画を再検討するよう、県教育委員会に働きかけてください。

                                                 以上

       県議会に下記の陳情書を提出しました